クバ御嶽 その後
あの御方は僕が自分自身を信じていたから
僕の生き方を認めてくれたからこそ
僕の前に姿を現したんじゃないかなって。
それがサインだと思ってる。
僕のチヂでも、またはそうじゃなくてもさ。
どこの誰なのかは気になってる。
気にして欲しいとも想うし。
かなり遅くなりましたが続きです。
クバの森で身体を縛られ、頭を締め付けられ、
でも足は茂みの中を勝手に歩き続けていく…。
そして
とうとう拝所の前にたどり着いた。
(頭が高い!)は聞こえなくなったけど
身体の縛り、特に頭の縛りは続いていた…。
感覚はさっきと何も変わらない。
身体を縛られてる恐怖があるので
頭を上げることなく、チラチラと拝所を見てた(笑
意を決っして!台座の前で腰を下ろして手を合わした。
名前、干支、門中名
誰の子で誰の孫に当たるのかを伝えた。
( 呼ばれたからここへきました。
もし間違ってたらスイマセンが帰ります )
と、自分なりにしどろもどろと、
言葉を選びながら話してたけど、
一向に縛りが解けないことへのこの理不尽さに
僕はだんだんイライラしてくる。
しどろもどろ答える自分にムカついて
とうとうキレてしまう(笑
(この縛りはなんですかっ!
(間違ったらスイマセンと謝ってますがっ!?
(そう言ってるのに、この対応ですか?
もう言葉を選んでる余裕なんてなかった。
(色々と間違いがあったのかも知れないけど、
(でもオレは自分の感覚を信じてここに来てる!
(オレはオレを信じてるから!
(それだけは絶対に曲げないからっ!
負けてたまるか~!って、
ありったけの念をぶつけてたら急に縛りが解けたんです。
(えっ?身体が軽くなってる!
(さっきまでのアレはなんだったんだ?
って思うくらい、身体も心も軽くなって清清しく
心地よい場所だとさえ思えてきた。
僕をこれを受け入れか、
もしくは認めてくれたんだと思いました。
そして
この状態が本来のクバの森なんだろう…と思いました。
もうそこには、今までのようなどんよりとした
重苦しい空気感などなくて、何かこう、
滞ってた氣が『少しづつ流れ始めた』ようなそんな感覚でしたね。
僕の付き添いをしてくれた友人は、
少し離れたところで自然観察?をしてたので
意識の中で起こっていたことをこの時知りません。
今回は何が起こっても不思議じゃないので、
(御嶽には近寄らないでここで待っててくれ)と
言い残して一人でお山に登りました。
クバの山はカルスト地形なので凸凹の岩だらけ。
すきまに手や足を突っ込んで登るんだけど、
当然、身体よりも上に手をかけるから
その奥がどうなってるのかまったく分からない ^^;
一人で登ってて、もしもハブにでも咬まれたりしたら、、、
麓に戻る前に毒が身体に周って一巻の終わり!?(笑
登りながらすごい恐怖でした。
クバは聖域というよりも霊域に近く、
この点でもお勧めできないですね。
自然を満喫するなら安須森の方がいいかも知れません。
登るのもきつくて降りるのもまた大変でした。
でも頂上は素晴らしい眺めでしたよ。
本当に登って良かったと思えるほどの眺望です。
伊江島に手が届きそう。
でも頂上付近はまるで剣山、
腰を下ろすと岩が刺さりそうでした(笑
茂みの奥が気になり入ってみると拝所があった。
心を落ち着かせて思いにふけってみると
やっぱり僕はここに関係してると思った。
ここまで来て良かった…。
挨拶をしてから山を降り、
下の拝所であらためてお神酒やバナナを捧げた。
気持ちが上の拝所に届くように御願をしたら、
これが僕には初めての通し御願だった。
片付けて帰り支度をしようとするとトシが
「なんで~、もっとお酒上げたらいいさ~。」って言うんですよ。
(あれ?御願に口を挟むなんて珍しいなぁ)なんて思ってたら、彼をとおしてお酒を要求してたんですね。
僕もなにか物足りない気がしてたので、
合わせて四杯も奉納しました。
後で解ったことだけど、
この日は11月1日で泡盛の日でした。
クバ御嶽の帰り道で早い夕食を取ろうとしたら…
一軒目の大屋(うふや~)では、
「食事のみは終了です」と断られて、
二件目のバイキングの店では
「今日は貸切です」と断られてしまいした。
僕は普段はこんなことで怒ったりしないのに
この時ばかりはイライラしてて、店を出た後に
「トシヒロ、俺、あの店員たちに言いたい。」
「無礼者!!!って。」
「無礼者って言葉が頭から消えないさ~。」
「クバ御嶽から誰かが俺に付いて着てるさ~」
そしてその日の夜。
山登りで疲れたので早めに床に入ったのに
全然寝付けずにヒマだったので、寝ながらケータイから
今帰仁グスクのトイレ画像を投稿してしまったよ(笑
そこのトイレがあまりにもカッコいいので、
みんなにも見せたくてさ(笑
クバ御嶽
http://gaiax3.ti-da.net/d2008-11-01.html
朝方近くまで眠れなくてイライラがピークに達し、
(何かあるなら早く伝えてくれ!)って文句を言ったら、
クバ御嶽から付いてきていた彼が僕のビジョンに現れました。
低い小さなちゃぶ台(?)のようなものがあって僕が居て、
彼はその側面に座って僕を見てニコニコしています。
それがとってもお酒臭いんですよ(w
ちゃぶ台に腕をのせて、
こっちを見ていたかと思えば、
急にねっころがって腕を伸ばしお腹を見せています。
また、ハっと起きだしては、
気持ち良さそうに横に揺れながらこっちを見たり。
この子供のような酔っ払いおじさん(推定年齢35,6才)って、
誰かに似てるなぁーって思ってたらモロに自分でした(笑
彼は襟を立てたハイカラなポロシャツのようなものを
着てるんです。ズボンは良く見えません。
(でもなんで着物じゃなくてシャツなのか…)そのことが異常に気になったので、
注意深く見てみると井のマークが所々に。。。
ほほう、
これってこの人のアピールだな ( ̄ー+ ̄
もし着物を着て僕の前に現れてたら、
僕は井のマークには気付かなかったでしょうね。
そのことを彼は知っていた。僕を知ってるから。
腕を伸ばしてお腹を見せていることは、
敵意が無いことを見せているんだと思います。
僕に気をゆるしてるんだよ、って。。。
今回の件では色んなことを教えてもらいました。
チヂウリが出てきた!
http://gaiax3.ti-da.net/e2411017.html
クバ御嶽 序章
http://gaiax3.ti-da.net/d2008-11-04.html
クバ御嶽 「頭が高い!」の巻
http://gaiax3.ti-da.net/d2008-11-06.html
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