クバ御嶽 「頭が高い!」の巻
ちょっと書く意欲がなくなってきてますが、
書かないと僕のエネルギーが滞るので…、続きです。
>僕が仕事を休んだときに
>代わりに出てくれる反対番の従業員が、
>なにかの間違いで、すでに出勤していました。
それもバイトで入ってるトシもいたので、
本当は頼まないところだけど…
これはラッキー!(笑)とばかりに
お願いして僕は帰りました。
ほんとにほんと!にクバ御嶽に行けるとは
思ってもなくて、
(いつか行けるだろう…)って
くらいにしか、思ってなかったから、
気持ち悪いくらいのタイミングに、
呼ばれてる気がする以上の感覚、
(行かなければならない!)を感じてました。
しかし、
名護住みの人はわかるかも知れませんが、
先週の土曜は朝からずっと真っ黒な黒曇があって、
いつ降ってもおかしくない状態。
「このタイミングの良さに天気が悪いってどうよ?」
って、トシと話してましたが
今帰仁に向かってる途中から雲が晴れてきたんです。
っていうか、今帰仁上空は晴れでした。
(スイマセン、すでに向かってる話です…)笑
沖縄特有のかたぶい(雨の片降り)ならぬ、かた曇り(笑
今帰仁城跡にあるインフォメーション地図で、
クバ御嶽を確認してから、
城跡を通り越すと、一際キレイな山が正面にありました。
クバ御嶽がある山です。
車を城跡内に止めてから、徒歩で向かいました。
クバ御嶽の説明盤がある入り口まで来ると、
すでにウガンサー
(御願する人)が
入山していることが分かりました。
「失礼します」と、
祈り唱えてから山に入りました。
するとすぐの道の真ん中で二人のおばさんが
腰を下ろしています。
へんな座り方をしてたので、足腰が悪いのでしょう。
道の真ん中で御願
(ウガン)を始めようとしています。
僕らは邪魔にならないように、
笑顔で一礼してから通過しました。
不思議そうな顔をしています。
「にーにーたー(兄さんたち)はなんでね~?」
僕はいつもなら
「勉強のためです」と応えるのに
今回は片手で合掌してからニコっと笑いました。
片手で合掌するなんて…
あれじゃ
(僕はユタです)と言わんばかりじゃないか…
なんであんなことしたんだろ?…
通り過ぎたあとそんなことを考えていました。
そのときです!
身体中をがんじがらめに捉えられたんです。
身体が重くて歩むスピードも遅くなって、
頭も重く自分の足元しか見えません。
一歩、二歩。
一歩、二歩。
ズシーンズシーン。
ズシーンズシーン。
身体の重さと草を掻き分けて進む
足音だけが響く中で…。
(なに…か…言って…る???)
もう、僕の所に誰か来てる!!!
使いの者???
(ズガタカイ)
(ズガタカイ)
(ズガタカイ)
(ズガタカイ)
(ズガタカイ)
(ズガタカイ)
(ズガタカイ)
(ズガタカイ)
(ズガタカイ)
(ズガタカイ)
(ズガタカイ)
(ズガタカイ)
まるで念仏です!
(しまった…僕は行くトコを間違えたのか???)
敷居が高い!
ここは単なる通用門じゃない、
本当に誰かが鎮座する場所なんだ!!!
やばい!
怖い!
やばい!
怖い!
なんだよ、
こんなこともするのかよ?
気付いたときにはもう遅い。
足元しか見えないのに、僕の足は自動で進んでいく。
勇気を振り絞って後ろを振り向き、
ちょっと離れたところから着いてくる友人に手で
もっと離れるように
(ゆっくり)と促す。
それくらいしか伝えることができない。
滅多な動きは控えられているんです。
まさに高尚な誰かの御前です。
やまない緊張感に焦りまくる僕。
途中、分岐点が一箇所だけあったけど、
もう自分の足が進む方向しかいけないのです。
最初から足は僕のいうことを聞いてないのです(笑
続く…
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