夢・犬の監獄編

花屋

2008年09月16日 22:10

珍しく今日は二度目の投稿です。
ある一つの夢。
(先月のテストの夢の2,3日後に見た夢です)


そこは頑丈なコンクリート造りの薄暗い牢獄でした。
迷路のようなその中に、イヌ科に属するすべての犬種が収容されていました。
その階全体(ステージ)が一つの牢獄で、
天井を支えるためのたくさんの柱のみがありました。

鉄格子も窓もなく、犬達は放たれたままで、
すべての犬種が一緒くたにされています。
雑種も含めてその数はなんと、数百匹以上!まぁ、夢ですが…。

  注)僕はそれを映画のようにスクリーンで見ています。

そこへ看守たちがやってきて、それぞれの犬の名前を呼びながら
いっぺんに二つの肉を投げ入れています。食事の時間でした。


一匹の雑種(仮にAとします)に、二つの肉が投げ込まれた瞬間!
Aより少し小さな小型犬が、大型犬同士の隙間から俊敏に現れて、
Aの肉を横取りしてしましました。その犬はハイエナ種のBでした。

雑種  A「私のモノよ、取らないで!」

ハイエナB「お前がノロマだからさ!」

小さな身体を活かしたBは、やってきた時と同じように犬達の間をすり抜けて
そのまま走り去っていきました。Aは看守に泣きつきました。

 A 「なんとかしてよー!!!」

看守「僕らはなんの手助けもできないよ。それが決まりだ!」

≪一度に二つの肉が与えられる≫
≪看守は犬達の一切の関与が許されない≫
それがこの世界のルール。
どんなに急いでも一つゲットしてる間に、
もう一つが奪われてしまいます。


シーンが変わって。。。

(看守がルールを破ってはいけない…)
この看守は常にAのことを心配して心を痛めているようです。

やがて…

一匹の犬が慌てて看守室の前にやってきました。

 犬 「Aを見て! 早くAを見にきて!」

慌てた看守が檻に戻ってみると、ちょうど別の看守がエサやりをしている所でした。
その犬達の中に、布で目隠しをされたAがいました。
耳をピンと立てています。

Aの名前が呼ばれて、二つの肉が投げ込まれて落ちた。
その瞬間!Aがものすごい勢いで、肉が落ちた音のする方へダッシュで飛び出しました。
途中、何度も犬の群れにぶつかりそうになりますが、
なぜかその一歩手前でぶつかりません。
そのたびにサッと避けていきます。まるで周りが見えているかのように…。

しかし良く見ると、またもやあのハイエナのBが、
Aの後方に付いて走っていました。
Bは、もう一つの肉を狙っているようですが、
二匹の距離がどんどん離されていきます。
それほどAのダッシュ力がすごいのです。
そしてとうとうAはそのスピードで
二つの肉をゲットすることが出来ました!

Aの変化にはびっくりでした。が!
それよりもBの方がもっと意外でした。

Βの表情は残念そうな感じではなく、しばらくAを見つめた後、
またいつものように、犬の群れにまぎれてどこかへ行ってしまいました。

Aが肉をゲットできた理由は、
目を遮って耳に意識を集中させて聴覚を高めたこと、
脚力を高めたことにありました。
でも僕が最後まで印象に残っていたのはAではなくBでした。

Aを羨ましげに見るのでもなく、悔しがるわけでもなくて、
まるでAの成長を見届けるような…
確認するような表情をしていたように感じました。

なんとも不思議な夢ですが、
僕がその夢から学んだことは

「自分の弱さを弱いままにしていてはいけないこと」です。

それがトラウマであっても、
人生を生きながらそれを克服・解消していくことが
試練であり学びだと思いました。
他人になんとかしてもらおうというΑの考えは
“内側より外側に目を向けた考え”なので、どうかと思いますね。


それよりもΒは何者だったのでしょう。
悪者とは…?悪とは…?悪魔とは一体誰のことでしょうか。
僕の中ではその正体に見当は付いています。



目に見えるものの奥にある真実の世界に気付く!
そろそろみなさんも気付いてきた頃だと思うんです。
真実を見抜く目を養うことが最も重要です。
それにはしりえいさんの言っている≪言葉遊び≫が最も有効ですね。

余談ですが人と話しをしていると、
自分の言葉が自分の問題のヒントだ!と気付くことが多々ありますね。
人は案外、自分が何を意識しているのか?
何を想っているのか?に、気付かないことが多いんです。
意識上にあがらない問題のヒントを他人に引き出されているのです。

人は良い出来事のみを指して「これが導きだ!」と言いますが、
これはちょっとした勘違いです。
自分にとっての悪い出来事も、含めたものが≪導き≫なんです。
(もちろん、すべてではありません。例外もあります)

良いことだけを受け取って、
悪い出来事の意味を真に理解せずに切り捨ててしまうと、
折角、本人の意識上に登ってきた自分の中の未熟な部分を
見直せるタイミングの導きを、自分で失うことになります。

一度、自分の中に落とし込む。
それから手放すことをお勧めします。
特に人間関係でトラブりやすい人は
人との接し方や物事のとらえ方の見直しをしてみるのも、
一つの手かも知れませんね。



前に職場で飼ってた猫です。目の色が黄色と水色でした。



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