10年位前に姉に連れられ、那覇市小禄の
パワーストーンのお店に行ったことがありました。
その当時、すでに低い霊たちに脅かされていて
それをみかねた姉が、お守りとして
パワーストーンのブレスレットを作ってあげると言って
ウチまで向かえに着てくれました。
姉も子供の頃まで見えていたし、国場のお化けアパート!?に
最初の3日間だけは一緒に住んでくれたので、
気持ちがよくわかるんだと思います。
小禄に向かいながら車の中で、近況を話したのを覚えています。
着いてみるとそこはパーマ屋さん?でした。
サロンの左側の一角、ショーウィンドウにはパワーストーンが飾られ、
パーマ屋さん兼パワーストーンの店って感じです。
(最近そこを通ってみたけどシャッターが降りてました。)
姉と約束をしていたらしく、キレイなおばさんが笑顔で僕たちを迎えてくれました。
僕の話を事前に聞いていたのと、店主であるあばさんが気さくな性格だったことが
僕の心をゆるめ、警戒心を解いてくれました。
僕が今まで体験してきたことを、ただの少しも否定することなく
親身になって聞いてくれたことがすごく嬉しくて…。
僕の中のモヤモヤが晴れていく、 そんな清清しさを久しぶりに感じていました。
その時すでに、僕の中の「不思議」に気付いていたので、
思いのたけ聞いてみました。
「オレはどんなハプニングが起きて焦っても、心の中で
(自分は大丈夫、)と唱えると、落ち着くんですよ~、これってフツーですかっ!?」
「オレが知らないことを、オレがしゃべってて、
気が付いてビックリする時があるんですよー!これは一体ナニ!?」
※その当時は水しか身体が受け付けず、
それ以外を飲むとすぐに、胸焼けをして気分が悪くなりました。
お酒も、無理に飲んで吐いて、飲んで… のくり返し。
お酒の力で現実から逃げてました。
「なんでオレに寄ってくると思う?(←タメ口?笑) なんで見えるの?」
僕の出した問いに、答えることが出来なくて困っていました。
姉から(フツーの人だよ)とは聞いていたし、なによりも僕の話を聞いてくれた事が
嬉しかったので、気落ちすることはなかったですね。
一通り話したところで石選びに入り、気になった石をピックアップしましたが
石同士のバランスが悪いらしくて、それならすべて「任せるから」と、
店内を物色して回っていました。
テーブルに水差しが置かれていて、その底には紫色した石が
たくさん沈んでいます。
(後で、アメジストだとわかりました)
「これって飲めるの?飲んだらどうなるの~?」
「飲んで(自分に)聞いてごらん。答えも聞かせてね。」
と、試されたので
(よ~し、それならっ)と気合入れて飲んでみました。
そして、身体の中の細胞に耳を澄ませ、答えを待った。
食道から胃に到達すると、じんわりと温かくなってきて
それがゆっくりと身体全体に広がっていった。
胃がポカポカと温かい。
(わかった~、身体の悪いところを治す水だな~、簡単、簡単。)
「おばさーん、わかったよ~、この水…… 」
と言いかけて僕の声が勝手に止まった…。
(!?)
目から涙がスッーと流れる。
正面に座っていた姉が、驚いた顔で僕を見ている。
人前で涙する自分に焦り、
「おかしいなー、悲しいわけじゃないのにー」と、無理に笑顔を作り
それでも涙は止まらない。
「大丈夫?、顔が赤いよー!?」
温かいを通り越して、熱くなってきた身体は
姉の言葉に答えることが出来ない。
どんどん、どんどん熱くなり胃が焼けどしてるような…
猛烈な刺すような痛みに変わった時にはもう、
視界が真っ白になり、目の前の姉が見えない。
思考も真っ白に飛んで、なにも聞こえない。
痛みと恐怖に耐え切れず…つい、
(ごめんなさい)
(ごめんなさい)
(これからは、ちゃんとします)
(だから助けてください)
痛む身体で息も絶え絶え、涙を流しながら心の中でずっとずっと謝っていた。
すると、
身体の中に雷のようなフラッシュと衝撃を受けた!
(まだわからないのかー!!!)
(これが最後の忠告だぞー!!!)
この誰かもわからない怒りの言葉?に驚き、
心の中でずっと謝っていたら、だんだんと痛みが引いていきました。
見えなかった視界が元に戻ると、姉が僕の異変に号泣していて
店主のおばさんは僕の背中をさすっていました。
頭の中で起きた事をゆっくりと説明しましたが、
あの刺すような痛みが、波のようにぶり返してきます。
誰もその答えを出すことが出来ずに、もう帰ろうということになり立ち上がると、
めまいを起こし、ブルブルと身体の震えが止まらず
動けず、テーブルを支えにつっ立っていました。
その時に親子連れの客が店内に入ってきました。
向かう車の中で、姉の嫁ぎ先の義理の兄の話を聞きました。
その人は本職は別にあるけど、頼まれた時だけユタのような仕事をしていると。
本当は今日、僕に会わせて診てもらいたかったけど、連絡が取れなくて…。
偶然、入ってきたのはその義理の兄だったんです。
僕もその人の顔を見たらまた、発作のような痛みが戻ってきた。(笑)
その人はすぐに事情を察して、僕にサッと近寄って抱きしめてきました。
いきなりのことに訳もわからず…、それに会話も出来ません。
僕にだけ聞こえるように…
(大丈夫!)
(わかった、わかった)
(落ち着いて)
と言われ、その後に…
(人がどう思おうと関係ないんだよー、)
(自分が正しいと思うことをしなさいねー)
見透かされたような言葉に
(あぁ、)
(この人は全部わかってくれてるんだなぁ…)
と理解してくれたようでした。
あの刺すような痛みも治まっていました。
ハグが終わるとトイレに駆け込み、
吐いていました。
「大丈夫、いつものことだから」と姉が言ってました。
結局、トイレから出てくるのを待たずに僕たちは帰りましたが、
この人とはそれ以外、未だに会っていませんが。
姉はこの偶然に本当にビックリしていました。
僕も感謝しています。
○いつものユタに大目玉!?
なにを怒られたのかがわからずに、次の日
いつものようにやってきた、知り合いのユタに聞いてみた。
花屋「あの水って?」
ユタ「やーや、ぬーんち、わーばいぐとぅすが?」
(お前はなんで、いらんことするのか?)
ユ「神ぬみじやさ」
(神の水さ)
ユ「神ぬ道、開かんまーぬから、あぬみじぬみーねー、どぅーんやますさ、ふりむん」
(神の道を開いてない、お前が飲んだら身体も痛むさ、馬鹿)
※その後、道を開いて貰った
花「でも、他の人も飲んでるはずなのになんで~?」
ユ「………」(シカト)
(出たよー、都合が悪くなると、いつも黙る)
頭の中で怒られた事を話すと… マジに怒り出した。
ちょっとびっくり!
ユ「馬鹿タレ、お前はなんてことしてくれたんだー。」
ユ「今まで眠っていてくれてたのを自分で、起こしたんだよー」
ユ「神うくしーねー、ちゃーすが、でーじないんどー」
(神が起きたら、大変だよー)
ユ「今まで私が(神を)起こさないように、
数珠あげたり、相談に乗ってたのに勝手なことして…」
私はお前のために動いてるのに…… ぶつぶつ言ってます。
花「お前にやらせたくないんだよー、この仕事は」
(えっ!?急にどうしたの~?)
(今までオレが聞いても肝心な事は、はぐらかしてたのに?)
(今日はしゃべってるよ~。笑)
花「オレはやってもいいと思ってるけど?」
ユ「お前では続けることが出来ない、甘いよ。それにまだまだ早い」
(…そう言われたら何も言えんさ~)
ユ「でも、これが最後の警告みたいに言ってたよー?」
ユ「いーや、まだ大丈夫だから、今はやりたいことやって遊びなさい」
(だから、やりたいんだって… 言えません。笑)
ユ「だからもう事を起こすなよ!」
花「……うん」(不満…)
この人が渋々認めてくれた話はまた今度。