金満御嶽

花屋

2008年12月17日 02:53


金満御嶽(字東風平)



八重瀬町金満御嶽




週末の休みを使って地元で御願(ウガン)をしてきました。
最近の夢の中に一つ下の弟が出てきたので、
家族に注意を促してアレこれ言ってたら、
おばぁに牛舎のウガンを頼まれて…、、、。

お金を払ってユタさんを呼ぶほどのことじゃないので、
僕とおばぁでやることにしたんです。



でもその前に、
不思議なはなしが好きな方はこちらもどーぞ↓
ここも金満御嶽のはなしで繋がってます。
ちょっとシモのはなしアリですが…(汗)


2007年04月12日掲載
世にも奇妙な日曜日 千手観音の巻
http://gaiax3.ti-da.net/e1481844.html




僕らの家族は東風平の土地改良区で畜産業を営んでます。
そこはかなり広くて、僕ら意外にも数世帯が畜産業を営んでて、
共同で敷地を借りています。

≪2007年04月12日≫の掲載記事でも分かるように、
そこの平地一帯すべては、金満に奉られてる神さまの聖域なんです。
実際に語り継がれている実話もあります(最後にあります)

その聖域に畜舎が建てられています。
畜舎敷地内には小さな祠が建ててあり、
神さまを奉っているのですが、2,3ヶ月前位にある方が、
作業中にあやまって祠を壊してしまいました。

そのことを、この方も僕ら家族も気にかけていたのですが、
このほど祠を購入して、後は組み立ててセメントで
足場固めをするのみでした。


その間に、弟の嫁が祠のことを気にかけていた様子で、
夢にも出てきたようでしきりに(早く作り直そう)と
家族に呼びかけていたようです。
その(わびウガン)御願と、
感謝のウガンを同時にやることにしました。


僕は初めて自分以外の御願をやるので、
何日も前から自分のみふしの千手観音さまに、
(御願を成功させてください)と、通してました。


わび御願はもちろん初めて。
でも僕の口から出た言葉は…
あそこはカニマン(金満)の土地だからさー、

畜舎敷地内に居たはずの神さまも

カニマンの神を通じて降ろしたはずよー。

だからもう一度、カニマンと敷地内の神を結ぶんだよ。

繋ぐためにはまず、カニマンを先に拝んでから

敷地内の拝みが順序だね。
」と口から出た。

(はっ?何で俺がそんなこと言えるのか?)って思ったけど、
僕の口を使ったんだな!と、以外に納得できた。
そのことはおばぁも納得してくれた。

それと同時に、この前の弟の夢の件も解決させるために、
弟の嫁が僕が来る日に合わせてウコールを購入したらしく、
火の神(ヒヌカン)の仕立も一緒に済ませることにした。





まず実家の火の神から今日行うことをすべて報告して、
それぞれの神へ通してもらう。
次に仏壇でも今日のことを見守ってもらうために
御先祖さまにも報告。
実家のウコールから少し灰を別けた、
小さなウコールを持って最初に弟のアパートへ。


面白かったよー。
弟のアパートは僕が夢で観た景色とは違ってたけどさー、
想像してた場所とピッタリ一致してたよ。
新築でキレイだし、中も外も別に以上はなかったです。
夢の後からは変わったこともなかったようでしたね。
アパートは30分くらいで切り上げて、カニマンへ。


カニマンが見えてくると、ちょっとドキドキしたけど(笑)
到着して降りてみたらすぐに落ち着いてきた。
久しぶりでちょっと懐かしい。
小さい頃から僕はここに来て遊んでたのを思い出した。
中学の頃からここで飲み会してたことを…(笑)

みんな酒飲んでるから大騒ぎして暴れたり、
色んなところでションベンとかしてたけど、
不思議と悪いことは一度も起こらなかったなぁ…。
(通報でパトカーは来たけど)
みんな御嶽の神さまに守られてたんだなって。
今さらながらに思い返したよ。
そういえば、お酒を捧げるのが通例だった。



御願のやり方が解からなかったけど、
とりあえず、火を付けずにウコー(平線香)を並べて、
お酒やくだもの、餅を捧げて、おばぁと一緒に祈願しました。

僕はすべて神さまにお任せしますとして、
(必要な結びをさせてください)
(必要な神を降ろさせてください)と祈願して、
畜舎へと場所を移した。

畜舎で数日ぶりに弟を見たら、
電話で話したときとまったく違ってて元気そうで、
もう注意の時期は乗り超えたと解かりました。



ここでは祠を壊してしまった方と一緒になって、
わびて祈りました。
祈ってる最中にだんだん僕の気持ちが良くなってきて(笑)
顔から笑みが出るほどです。
これで僕は≪拝みが通った≫と確信しましたよ。
(それでも、もし間違ってたら後で教えて下さい)と念じてたけど、
土曜の拝みの日から変わったことはないですね。


なんだかんだと不安はあったのに、
終わってみればなんのトラブルもありませんでしたね。
この拝みで家族の絆も深まりました。



カニマンでは拝みを始める前に、
ゴミを拾ってたんだけど、
それを忘れてしまって自分だけで取りに帰ったら、
急に睡魔が襲ってきて、これじゃ運転出来ないので、
(少しだけここで寝かせてください)と、
言って車の中で眠りました。
まぁ、寝かされたんだろうね…。


しかーし、
30分もたたずに御願する人が来て、
恥かしくなって起きて帰りましたよ。



もう夕方でしたね、
でも那覇向けに進行中の時に
またもや劇的な睡魔に襲われて
もうあまりにも眠くて眠くてしょうがないので、
国場サンエー内の駐車場でまたまた仮眠(笑
寝た後にそこで買ったのがペンタブでしたー。








カニマンであった実話。
あそこは少し小山になってて、
いっつも草がぼうぼうと生えています。
(たまに草刈りもされてますが…)

そこに住む近隣の字東風平の人々は、
この一帯がカニマンの聖域だと解かってるので、
勝手に草を刈って牛にあげたりしません。

あるとき、他の部落の牛飼いが
勝手にカニマンの周りの草を刈って
自分の牛にあげた後、家に帰ってみると
子供たちが急な発熱して床に伏せたそうです。
子供たちが急に発熱したことに
この方、ピンときたそうです。

次の日、カニマンですぐにわびを入れて、
家に帰ると子供たちの熱は引いていたそうです。
このはなしはすぐに東風平中に広まったそうですよ。

それを中学の時に知ってたら…(怖っ!







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