昨日は急に仕事が休みになったので、空いたスケジュールをどうしようかと思ってた。
僕の頭の中には
orosuke☆さんの離島一人旅がすごく印象に残っていて
僕も近いうちに「
男一匹一人旅、ワイルドに日帰りしてみたいぜっ! 」って思ってた ^^;
思ってたんですけど~ それはまた次の機会に置いといて^^;
やっぱ一人より二人?(笑) と言うことでトシに明日の予定を聞いてみると 軽くOK!の返事。
当日はあいにくの雨でしたが、かまわずに本部港から出発する離島の便を電話で聞くと
一日一便しかなくあえなく撃沈。
しょうがないから、第二希望だったやんばるの比地大滝に目標を絞り直して即出発。
お互いに腹は空いてないこともあって、メシも食わずに国頭村の大滝に到着!
水も持たず、地図も確認せずに入場料を支払って、てくてくと歩き出した二人は
ここで大きな間違いをしていることに気付きません。
小雨が降りしきる中、一人は傘を一人はフェイスタオルと滝に入る為の島ぞうりを手に持って。。。
ぱらつく雨に濡れ、少々肌寒かったのですが気分良く
スタートした僕等は、この感動をブログに残すために
ケータイで写真を撮りまくってました。
見たこともない花や
目の前に止まった逃げないトンボとか。
少し雨が強くなったかな~と感じながらも
かまわずに進むと、小さなつり橋を渡ったところで
長~い階段がそびえています。
(もう、一息だな!)
なぜか、勝手にそう信じてました。
やっとの思いで登りきったのですが
肝心の滝が見当たらなくまた、滝の音もしません。
すでに少し息が上がってました (爆)
下へと続く階段が見えましたが
トシに休憩を促して東屋で休むことにした。
(
もしかして、まだまだ道のりは長いとか.....)
不安になりながら歩き出して、階段を降りきると
目の前には全長50メートルほどのつり橋です。
スケールの大きな大自然に圧倒されて
胸打つ景観でした!が、見渡しても
依然として大滝など見えずに、さらに不安。 汗
歩いても、歩いても辿りつかず、ついには山のような
アップダウンの登山道ばかりが続く (爆)
その山登りも自力でしたことがない僕に
大自然の厳しさを思い知らされていました。
雨が少しづつ、強くなってきました。
気のせいではなかったようです。
次の休憩所はまだか~?と息も絶え絶えにトシに聞いてみても知ってるわけがありません。
喋る気力も無くなりかけたそのとき、やっと目の前に次の休憩場所が現われました。
ここで少し腰を落ち着けて、体を回復させようと入り込もうとすると一人の女性がかけ寄り、
「
すいません、どなたか水を持ってませんか? 」と少し困った表情で話しかけてきました。
奥の方を見ると中年のおばさんがベンチに横たわり、グッタリしています。
事情を聞くと、こんな山道だとは知らなくて、傘もなく水もなく、疲れきって憔悴しきって顔面蒼白。
さっきまで話もできない状態だったと言うこと。
僕等と一緒で、初めて挑戦した大滝までの道を、簡単にたどり着けると思ってたようでした。
白人の方も数人いて同じグループのようですが、滝の中に入って一人遊んでいる若い男には驚きました。
急患がいることを伝える為、二人の方が入場口の事務所に走りもどったのを知っているのでしょう。
“
自分に出来ること ”
“
自分に出来ないこと ”
を理解していると思いました。
そして彼は今、できること(観光を楽しむ)をしているんだなぁと。
(友人が倒れたのを知りながら遊んでたよ~) とか日本人なら後ろ指を指されそうですね (笑)
これも考え方の違い、国民性の違いが垣間見れたような感じがします。
滝から戻る途中の若い女性二人に、水を持ってないか?と状況を説明しながら声をかけると
足早にかけ寄り、水をわたすと、詳しく問診してきました。
彼女は医療に長けていて、糖分が必要とのことで、飴などを持ってないか?とききまわりましたが
誰も食料すら持っていません。
でも、
タイミング良く医療に精通した人が現われるなんて。。。 すごっ!
倒れた中年のおばさんに見えないところから、レイキで遠隔したり、光で包むイメージをしていましたが
トシ「
じゃ、俺達が急いで取りに戻るよ!!」
(ぎょえぇーーーーーーーーーーー!!!???ナ二イッテルノ?コノヒト?)
心臓が凍りつきました(笑)
仕方なくトシに合わせて
花屋「
ええ!行きますよ~♪ 」 足プルプルですが 。
(
ト、 トシヒロ?.............、今急いで戻ったら急患がひとり増えるよ☆ ) とメッセージをおくる。
トシ(
俺、一人で戻るよ!)
がびーーーーーん!
そうそう、
アンタはむかしからそんな子だったよ、
うんうん、
トシヒロ光ってるよ。 (輝)
オイラが回想してるとおばさんが、少し回復してきた。
歩いて戻れると言ってきた。
葉っぱで汲んできた、川の水飲んでたおばさん。
大丈夫か。
カズ姐さんの
バリの恐怖の川遊び を思い起こした。
(※参照)
そのへんも心配だ。
なんだか元気を取り戻した様子のおばさん。
杖を付きながらゆっくりと数人に見守られながら、きた道を戻ってった。
僕等はホッと胸をなでおろして、滝へと向かった。
また少し、アップダウンの厳しい階段を超えると、だんだんと滝が見えてきた。
滝の音もすごかった。
僕等は雨で、ずぶ濡れになりがらもその雨でいくらか増えているであろう、滝の水量に圧倒されて見入っていた。
寒さも空腹も疲れも忘れて.......
感動だった。
自然の偉大さを知った日だった。
人間の弱さを知った日だった。
あらためて今日のことを思い、二人とも滝の前でもくとうした。
帰ってきてケータイを充電してからorosuke☆さんのメールを読み返してみると
>あんなに
山の中で歩くとは知らず、私の格好はスカートとサンダル.........
って書いてあった。
学習しろよ、花屋。